作成 2016.12.26
更新 2016.12.26
FSRM (File Server Resource Manager) の quota.xml を修復するには
現象
Windows Server 2012 R2 の FSRM でクォータを表示しようとすると
HRESULT からの例外:0xC00CEE2B のエラーが表示され、内容が閲覧できなくなった。
イベント ログに以下が記録されている。
ソース:
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SRMSVC
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日付:
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2016/12/26 9:17:36
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イベント ID:
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8197
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タスクのカテゴリ:
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なし
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レベル:
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エラー
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キーワード:
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クラシック
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ユーザー:
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N/A
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コンピューター:
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fileserver.test.lan
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説明:
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ファイル サーバー リソース マネージャー サービス エラー: 予期しないエラーです。
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操作:
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システムのクォータを列挙しています。
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エラー - 詳細:
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エラー: ISAXXMLReader::parseURL (dictionary refresh) D:\System Volume Information\SRM\quota.xml, 0xc00cee2b
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原因
ウォータ情報を保存しているファイル D:\System Volume Information\SRM\quota.xml が破損した。
破損した直接の原因については不明。今回はファイル システム障害であったと思われる。
対策
quota.xml を再作成する。
作業前に
PSExec を準備しておく。
保存するだけで使用可能。再起動不要。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開く
- FSRM の関連サービスを停止する
> net stop srmsvc
> net stop srmreports
> net stop quota
> net stop datascrn
- psexec.exe を格納しているフォルダへ移動し、以下のコマンドを実行する。
SYSTEM 権限でコマンド プロンプトが開く。1分程度要する。
> psexec.exe /s cmd
- quota.xml の格納フォルダーへ移動して名前を変更。今回は quota.xml が quota.xml.back へ変更されたことを確認する。
> cd /d "D:\System Volume Information\SRM\"
> attrib quota.xml -s -h
> rename quota.xml quota.xml.back
> dir /a
- サービスを起動する
> net start quota
> net start datascrn
> net start srmsvc
- quota.xml が新たに作成されたことを確認する。
> dir /a
- FSRM を起動し、動作確認する。