作成 2010.01.06
更新 2012.05.21
FreeBSD システム管理メモ
FreeBSD 8.0-RELEASE で動作確認しました。
目次
ネットワーク
セキュリティの設定
サービスの管理
サービスの起動順序
ログのローテーション
ポートを使用しているプロセスを調べる
一般ユーザーから root へ su できるようにするには
ログイン時のデフォルトシェルを変更する
電源
CD のマウント
ディスクの一覧を取得する
ネットワーク
  • 基本情報
    デフォルト設定は /etc/default/rc.conf に記述されている。
    設定は /etc/rc.conf が優先。
  • ネットワーク インターフェースの確認
    $ ifconfig
    
  • DHCP クライアントの設定
    1. 起動時に設定
      /etc/rc.conf に追記
      ifconfig_de0="DHCP"
      
    2. 手動取得
      # dhclient de0
      
  • 固定 IPアドレスの設定
    1. 起動時に設定
      /etc/rc.conf に追記
    2. ifconfig_de0="inet 10.0.0.100 netmask 255.255.255.0"
      
    3. 手動設定
      # ifconfig de0 inet 10.0.0.100 netmask 255.255.255.0
      
  • ルーティング テーブルの設定
    1. 起動時に設定
      /etc/rc.conf に追記
      defaultrouter="10.0.0.1"
      static_routes="0 1"
      route_0="-net 172.16.0.0 10.0.0.1 255.255.0.0"
      route_1="-net 192.168.0.0 10.0.0.1 255.255.255.0"
      
    2. 手動設定
      # route add default 10.0.0.1
      # route add -net 172.16.0.0 10.0.0.1 255.255.0.0
      
  • ホスト名の設定
    /etc/rc.conf に追記
    hostname="freebsd.upken.jp"
    
  • DNS リゾルバの設定
    /etc/resolv.conf に追記
    nameserver 10.0.0.10
    nameserver 10.0.0.11
    
  • ルーティング テーブルの確認
    $ netstat -r
    
  • IP フォワードを許可する
    /etc/rc.conf に追記
    gateway_enable="YES"
    
セキュリティの設定
/etc/sysctl.conf に追記
security.bsd.map_at_zero=1
サービスの管理
呼び出されるデーモンのスクリプトは、デフォルトで /etc/rc.d/ または追加パッケージで /usr/local/etc/rc.d/ へ格納される。
OS起動時に引数 start を付加して実行、OS終了時に引数 stop を付加して実行する。
なお、/etc/rc.local がある場合は、これもシェルスクリプトとして実行されるが、これは最後の手段にすべき。
/etc/rc.conf に追記
sshd_enable="YES"
手動の場合
# service sshd start
# service sshd stop
# service sshd status
# service sshd restart
サービスの起動順序
以下のコマンドで現在の起動順序を確認できる。
# service -e
起動順序を変えるには、各サービスの起動ファイル内の # REQUIRE: ディレクティブを書き換える。
起動ファイルは /etc/rc.d もしくは /usr/local/etc/rc.d で発見できる。
ログのローテーション
/etc/newsyslog.conf で設定
ポートを使用しているプロセスを調べる
# sockstat
一般ユーザーから root へ su できるようにするには
デフォルトでは、一般ユーザーから root へ su できない。 これを変更するには、wheel (GID:0) グループへ参加させる。
/etc/group
wheel:*:0:root,admin
ログイン時のデフォルトシェルを変更する
  1. シェルをパッケージなどでインストールする
    # sysinstall
     Configure - Packages - 取得元を選択 - パッケージを選択 - Install
    
    または
    # pkg_add -r bash
    
    またはコンパイルしてインストール
    # portinstall bash
    
  2. /etc/shells にシェルのパスが記述されているか確認する
    /bin/sh
    /bin/csh
    /bin/tcsh
    /usr/local/bin/bash
    /usr/local/bin/rbash
    
  3. chsh を実行する
    $ chsh -s /usr/local/bin/bash
    
  4. ログイン シェルが変わったことを確認する
    $ getent passwd (ユーザー名)
    
電源
  • OS シャットダウン
    Windows NTのシャットダウンと同じで、電源オフにならない。
    # shutdown -h now
    
  • シャットダウンして電源オフ
    # init 0
    
  • 再起動
    # init 6
    
CD のマウント
8 以下
# mount -t cd9660 /dev/acd0 /cdrom
9 以降
# mount -t cd9660 /dev/cd0 /cdrom
ディスクの一覧を取得する
  • IDE, SATA 用
    # atacontrol list
    
  • SCSI, USB ストレージ用
    # camcontrol devlist
    
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